去る、二〇〇七年四月二十二日、念善寺様に於いて、長浜教区第二十組第五回同朋大会という身に余る尊いご縁を賜りました。
今回は、入寺以来、私が新鮮に感じてきた、
「満年齢」ではなく「数え年」という歳の数え方。
赤ちゃんを「作る」ではなく「もらう」という表現。
「不思議のご縁」という言葉。
「小さいときからなあ、阿弥陀さんの前でなあ、お願い事をするもんやないんやぞって、そういうふうに言われてきたもんや」というお参りの姿勢。
そのような湖北の伝統を通して、『無量寿』についてお話をさせていただきました。
生意気なことを言わせていただきますと、案外、湖北に住む者こそ、それを当たり前とし、軽んじてしまっているのではないでしょうか。「真宗門徒をなめたらあかん」と言われた先達の言葉もあります。
今一度、共に、いただき直していきたいと思うばかりです。
最後になりましたが、今大会の仏縁、ならびに本書の作成まで、ご苦労いただきました第二十組教化委員会の役員様、皆々様に深くお礼申し上げます。
                                                       合掌              

二〇〇七年六月五日  澤面宣了

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