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テーマ 御文(18号)

2001(平成13)年5月1日


 

表紙

●御文拝聴(おふみはいちょう)の仕方
御文は、本願寺8代目蓮如上人が御門徒に宛てて書かれたお手紙です。浄土真宗の教えの要、また信心生活のあり方などが書かれています。読むほうから言えば、蓮如上人が教化する形をとって拝読します。聞くほうから言えば、蓮如上人の教化を戴く形をとって拝聴します。

▼作法は次のようになります。
1、一旦姿勢を正し、両手を膝の上において、  

2、拝読者が御文を頂戴するのに合わせて、頭を下げ、

3、恭しく聞く姿勢をとります。

4、「あなかしこ あなかしこ」のあと、拝読者が再び御文を頂戴して頭を上げるのに合わせて身を起こし、合掌し「南無阿弥陀仏」と念仏を称えます。

 

五帖御文名(ごじょうおふみめい)

一帖目(いちじょうめ)

1   或人いわく(あるひといわく)
   ※元日晨朝(元朝)拝読
2   出家発心(しゅっけほっしん)
3   猟漁(りょうすなどり)
4   自問自答(じもんじとう)
5   雪の中(ゆきのうち)
6   睡眠(すいめん)
7   弥生なかば(やよいなかば)
8   大津三井寺(おおつみいでら)
9   優婆夷(うばい)
10  吉崎(よしざき)
11  死出の山路・電光朝露(しでのやまじ・でんこうちょうろ)
12  年来超勝寺(ねんらいちょうしょうじ)
13  三経安心(さんぎょうあんじん)
14  立山白山(たてやましらやま)
15  宗名・常流世間(しゅうめい・じょうりゅうせけん)

二帖目(にじょうめ)

●1  御浚ヘ(おさらへ)
   ※11月29日晨朝、末寺では報恩講満日中の翌日晨朝拝読
2   すべて承引(出立)(すべてしょういん(でだち))
3   神明三箇条(しんめいさんがじょう)
   ※あなかしこ 無し
4   超世の本願(ちょうせのほんがん)
5   珠数(じゅず)
6   掟(他力信心)(おきて(たりきしんじん))
7   五戒(易往)(ごかい(いおう))
8   本師本仏(ほんしほんぶつ)
9   忠臣貞女(外典)(ちゅうしんていじょ(げでん))
10  夫れ当流聖人(それとうりゅうしょうにん(ぶっしんぼんじん))
11  五重の義(ごじゅうのぎ)
12  四王天(人間五十年)(しおうでん(にんげんごじゅうねん))
13  御袖(おんそで)
14  秘事法門(秘事法門)
15  九品長楽寺(くほんちょうらくじ)

三帖目(さんじょうめ)

1   摂取と光明(せっしゅとこうみよう)
2   如説修行(成仏)(にょせつしゅぎょう(じょうぶつ))
3   河尻性光(かわしりしょうこう)
4   大聖世尊(だいしょうせそん)
5   諸仏悲願(しょぶつひがん)
6   願行具足(がんぎょうぐそく)
7   三業(さんごう)
8   不廻向(ふえこう)
●9  御命日(鸞聖人)(ごめいにち(らんしょうにん))
   ※毎月28日 親鸞聖人御命日晨朝、末寺報恩講結願晨朝拝読
10  神明六箇条(しんめいろっかじょう)
●11  毎年不闕(まいねんふけつ)
   ※報恩講中拝読
12  宿善有無(しゅくぜんうむ)
13  夫れ当流門徒中(それとうりゅうもんとじゅう)

四帖目(よんじょうめ)

1   念仏行者(ねんぶつぎょうじゃ)
2   人間の寿命(にんげんのじゅみょう)
3   当時世上(とうじせじょう)
4   三首詠歌(さんしゅえいか)
●5  中古已来(ちゅうこいらい)
   ※報恩講中拝読
●6  御正忌(三箇条)(ごしょうき(さんがじょう))
   ※報恩講中拝読
●7  六箇条(ろっかじょう)
   ※報恩講中拝読
●8  八箇条(はちかじょう)
   ※報恩講中拝読
9   疫癘(えきれい)
10  今の世にあらん女人(いまのよにあらんにょにん)
11  機法一体(きほういったい)
●12 毎月両度(まいがつりょうど)
   ※毎月13日 前住上人(前門首)御命日晨朝拝読
13  秋去り春去り(あきさりはるさり)
14  一流安心(いちりゅうあんじん)
●15 大坂建立(おおざかこんりゅう)
   ※報恩講中拝読

五帖目(ごじょうめ)

●1  末代無智(まつだいむち)
   ※毎月12日 前住上人(前門首)御命日逮夜拝読
2   八萬の法蔵(はちまんのほうぞう)
3   在家の尼女房(ざいけのあまにょうぼう)
4   男子も女人も(なんしもにょにんも)
5   信心獲得(しんじんぎゃくとく)
6   一念に弥陀(いちねんにみだ)
7   夫れ女人の身は(それにょにんのみは)
8   五劫思惟(ごこうしゆい)
9   安心の一義(あんじんのいちぎ)
●10 聖人一流(しょうにんいちりゅう)
   ※毎月27日 親鸞聖人御命日逮夜拝読
●11 御正忌(ごしょうき)
   ※報恩講中拝読
12  御袖すがリ(おんそですがり)
13  六字名号(無上甚深)(ろくじみょうごう(むじょうじんじん))
14  上臈下主(じょうろうげす)
15  夫れ弥陀如来(それみだにょらい)
16  白骨(はっこつ)
   ※還骨勤行拝読
17  夫れ一切の女人(それいっさいのにょにん)
18  当流聖人(とうりゅうしょうにん)
19  末代悪人女人(まつだいあくにんにょにん)
20  女人成仏(にょにんじょうぶつ)
21  当流安心(経釈明文)(とうりゅうあんじん(きょうしゃくめいもん))
22  当流勧化(とうりゅうかんけ)

 ●のついた御文は回り口(繰り読み)から省く

 


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