1994(平成06)年 山門掲示板の言葉

1月 再びは通れぬ尊き道を 今 みんなが歩いている
2月 自分の思い通りになっている時ほど人間らしさを失っている
3月 それでいいのかと 私の中に 私を動かす声がある
4月 人の為に 人が為す これを「偽り」と書く
5月 慰霊をしたり 冥福を祈ったり
それは亡き人よりも 私たちが上になっていないか
6月 悩み 傷つき 遠い痛みも 今 あなたを輝かす
7月 いのちより尊いものはない
しかし いのちより尊いことならある
8月 亡き人はお盆だけじゃなく いつもあなたと共に生きている
9月 真夜中に暴走するオートバイの音 ただ単にうるさいですか
それとも何か批判の声が聞こえますか
10月 過ちや失敗は何かのせいにしたい
その根性で 日の善し悪しを選んではいないだろうか
11月 人に踏まれて 痛いと感じる足なのに 
その足で 誰かを踏みつけている
12月 楽しいことも つらいことも私を育てる大切なこと
「忘年会」 どうして忘れようというのだろう

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