テーマ 2021(令和3)年 相撲二十二日講(203座)

2021(令和3)年2月1日

2021(令和3)年1月22日〜23日、相撲二十二日講(まわり仏さん)が勤まりました。
(浄願寺通信に写真を何枚か追加しました。)

 

二十二日講について

一七八八年一月三十日、京都の大火により、第十九代乗如上人の時、東本願寺が焼失しました。その後、再建にあたって、国もとを離れ、お小屋(詰所)に合宿し、従事された湖北三郡のご門徒方の労苦に対して、本山より、御寿像(ごじゅぞう)と御書(ごしょ)が授与されました。これは今まで、先例もないことで、当時の代表の人々は、法義相続の願いをひとつに、乗如上人の御命日(二月二十二日)にちなみ、湖北三郡一円の二十二日講を組織されました。それ以来、毎年二十二日講の法要が勤まり、今日まで、二百年以上の歴史を重ねています。相撲町に於いても、毎年一月二十二日〜二十三日、浄願寺を御宿とし、勤められています。

 

↑お宿の浄願寺に提灯設置

 

↑お宿の浄願寺に提灯設置(夜)

 

↑法話 玉樹惇氏(八木浜 西照寺前住職)

 

↑仏法聴聞

 

↑会長の藤田與史雄氏よりお礼の言葉

 

二十二日講(御巡化法要)の運営組織と厳修方法

二十二日講の組織は湖北一市三郡を六つの地区に分けて構成されています。 
1、旧長浜町 
2、旧坂田郡西部(山西) 
3、旧坂田郡東部(山東) 
4、旧浅井郡東部(上組) 
5、伊香郡一円 
6、旧浅井郡西部(下組)
 毎年十二月二十六日から翌一月八日まで、二幅の御影を双懸(そうけん)して「御越年(ごおつねん)法要」が営まれ、参詣された各組の代表者がここで供えられたお鏡(二十四枚)を分けて頂いて帰り、これに餅米をつき混ぜ「鏡割り法要」を厳修し、この御座にお参りした各集落の世話方は、頂いたお鏡に更に餅米をつき混ぜて必要な量のお鏡やお華来を作り、集落毎の「御巡化(ごじゅんけ)法要」をお勤めしてお供えを各戸に配られる仕組みになっています。 
 「御越年法要」はこの組織の一から六の順序でお勤まりになり、その後、一から三の組織で一幅の御影が、四から六の組織であと一幅の御影が御巡在になりますが、「鏡割りお講」は各組織のそれぞれ数カ所(概ね旧村落)で、営まれ、そのあと各集落への御巡在となる訳であります。 
 こうして、湖北二市二郡全ての御門徒が二十二日講の御縁にお遇いすることが出来るようになっています。今日、私たちはこの勝縁に遇い、乗如上人の御苦労、我がご先祖のご苦労と喜びの姿を偲びつつ、更に二百有余年連綿と伝えられてきた法悦の歴史を感じて、掌を合わす我が身の誇りと幸せを噛みしめたいものであります。

二十二日講参考資料より

 

2021年 歓喜光院乗如上人 御越年・鏡割・御巡化法要日程


 


 

編集後記

▼講師の玉樹惇様(八木浜 西照寺前住職)は、自分の歴史を振り返り

「たくさんの方が至らない私のことを厳しく育ててくださったと思います。」

と話されました。また

「人間は歴史を作り出すのです。」

の言葉と二十二日講の歴史を重ね、そして替え歌まで披露してくださいました。最後に用意されたレジメを掲載させて頂きます。

「あこがれの郵便馬車」 歌手 岡本敦郎 作詞 丘灯至夫 作曲 古関裕而
『みなみの丘を はるばると 郵便馬車が やってくる うれしい便りを乗せて ひずめの ひびきもかるく 耳をすまして ごらんなさい ほらほらほらほら やってくる 郵便馬車は 夢の馬車』 

(勿体なくも やや捩(もじ)りまして→)
 
『集落ごとに ニ百余年 御巡化法要が お勤まり 大火の苦労を伝え 念仏 響きも篤く 耳をすまして ごらんなさい ほらほらほらほら 正信偈 乗如上人 今ここに』

▼和やかな心のこもったお話と素敵な歌を本当にありがとうございました。(文責澤面)

※法要日程表は佐藤義成様(湯次 満徳寺住職)から頂きました。

 


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