テーマ 蓮如上人御影道中 第334回(54号)

2007(平成19)年4月1日


★御下向(ごげこう)
4月17日 真宗本廟(東本願寺)発〜4月23日 吉崎別院着

★蓮如上人御忌(ぎょき)法要
4月23日〜5月2日 吉崎別院

★御上洛(ごじょうらく)
5月2日 吉崎別院発〜5月9日 真宗本廟(東本願寺)着

↑蓮如上人御影を運ぶ

↑東本願寺発

↑吉崎別院着

蓮如上人御影道中について

蓮如上人(一四一五〜一四九九)が亡くなられた後、北陸、吉崎での教化の御苦労とそのお徳を偲ぶ法要のご縁が生まれ、蓮如上人の御影を本願寺よりお迎えして勤められたのが蓮如上人御影道中の始まりです。それ以来、毎年、吉崎別院で蓮如上人御忌(ぎょき)法要が厳修される時期に、蓮如上人が歩いたといわれる吉崎別院までの約二四〇キロの道程を、随行教導(ずいこうきょうどう)や、宰領(さいりょう)をはじめとする供奉人(ぐぶにん)方が中心となり、自主参加(一般参加)の方々とともに、六十七の会所に立ち寄りながら一週間かけて歩き(御下向(ごげこう))蓮如上人の御影を門信徒の待ち受ける吉崎の地へ運ぶ旅が連綿として続けられています。吉崎別院では、御影をお迎えした後、蓮如上人御忌法要を十日間にわたって巌修(ごんしゅう)し、多くの方がお参りされます。法要後、真宗本廟(東本願寺)に向け、帰路約二八〇キロの道程を七十八の会所に立ち寄りながらの御影道中の旅が始まり(御上洛(ごじょうらく))、真宗本廟における御帰山式(ごきざんしき)をもって御影道中は閉式となります。

▼随行教導とは、 御下向と御上洛に一人ずつの教導が随行し、お立ち寄りする各会所では勤行と法話を行う。

▼供奉人とは、 門徒の希望者から選ばれた蓮如上人の御影にお供して歩く八人。その内の代表一人が宰領。御下向と御上洛では選定される供奉人は異なる。

編集後記

▼蓮如上人御影がわが地元、曽根から長浜別院へとお通りになるのは、5月7日午前8時頃です。
▼「蓮如上人さまのおとーりー」という声の中、昔から、皆が田んぼの仕事を止めて、合掌されます。
▼今年で第334回を迎え、今もなお、蓮如さんとお会いすることが出来ます…。


▼浄願寺メモ一覧に戻る
<<前のページ | 次のページ>>