テーマ 2013年上半期 浄願寺掲示板の言葉(89号)  

2013(平成25)年7月1日

●89号では、2013年1月〜6月までの浄願寺掲示板の言葉と下に住職からひと言を掲載しました。

1月(前) 差別といじめは同質である
▼ひと言 どちらも優越感、劣等感、自己保身、無関心などにより生み出される。

1月(後) 差別 被差別からの解放
▼ひと言 それは、共に解放されていく道です。

2月(前) 法義相続の願いは私一人のためにある
▼ひと言 永い歴史の中で、私一人の目覚めがずっと待たれている。

2月(後) 皆 悩みを抱えて生きている
▼ひと言 人を好き嫌いだけで見てはいないでしょうか。

3月(前) 私はまだ三月一一日の延長上の時間にいます(中村純)
▼ひと言 先日の「復興という文字だけが虚しく空回りする福島の現状に、
涙の流れない日はありません。」という佐々木るりさんの言葉が思いおこされます。

3月(後) 往生は、一人一人のしのぎなり(蓮如上人)
▼ひと言 誰でもない、この私がいただくのです。

4月(前) 眼を開けばどこにでも教えはある
▼ひと言 ただ、いたずらに取り逃がしているのです。

4月(後) 教えは頂く者の上に成り立つ
▼ひと言 安田理深先生は「仏説は仏弟子によって証しされる」と仰います。

5月(前) この身を離れてこの世はない この世を離れてこの身はない(和田稠)
▼ひと言 仏教には身土不二(しんどふに)という言葉があります。

5月(後) みんな なつかしい
▼ひと言 みんな、本願にうながされて歩む人です。

6月(前) 拝まない者も おがまれている 拝まないときも おがまれている(東井義雄)
▼ひと言 どんな者も、どんな時も願われている身です。

6月(後) 念仏は相念である
▼ひと言 私からの一方通行ではありません。

あとがき

▼先日の法事で、あるご門徒さんから「掲示板の言葉が難しい時があるので、少し文章を添えていただくとありがたいのですけど」という言葉を聞かせていただきました。今号は文章とまではいきませんが、ひと言だけを添えさせていただきました。


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