テーマ 2022年 報恩講法要のご案内(224座)

2022(令和4)年11月1日

報恩講法要(お取越)は一年で、もっとも大事な御仏事です。
どうぞ、お参りくださいますようご案内申し上げます。
合掌

法要式次第

十一月十八日(金)
■午後一時半 初逮夜 
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 弥陀成仏のこのかたは 次第六首
 回向 我説彼尊功徳事
 映像 浄願寺御遠忌法要 

十一月十九日(土)
■午前六時半 晨朝 
 正信偈 中読(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 道光明朗超絶せり 次第六首
 回向 世尊我一心
 御文拝読 『中古以来』 
 法話 一色孝氏(朝日 光西寺)

■午前十時 日中
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 光明月日に勝過して 次第六首
 回向 願以此功徳
 御文拝読 『御正忌』 
 法話 禿子慈孝氏(北方 通来寺)

■午後一時半 大逮夜
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 五十六憶七千萬 次第六首
 回向 我説彼尊功徳事
 御文拝読 『聖人一流』
 法話 高山崇氏(山階 圓乗寺) 

十一月二十日(日)
■午前六時半 結願晨朝
 正信偈 真読(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 南無阿弥陀佛の廻向の 次第六首
 回向 世尊我一心
 御文拝読 『鸞聖人』 
 法話 越本達了氏(大阪 専光寺)

■午前十時 満日中
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 三朝浄土の大師等 次第三首
 回向 願以此功徳
 御文拝読 『御俗姓』
 法話 越本達了氏(大阪 専光寺)

子ども報恩講

11月20日(日)9:15〜

●持ち物 念珠 おつとめの本 お花
●日程 衆会(集合)   
    来た人から焼香
    真宗宗歌
    ちかいのことば
    『正信偈』のおつとめ
    「宗祖を憶ふ」拝読(下参照)
    法話 住職
    献花(満日中で)
    解散(10:10頃)

宗祖を憶ふ 金子大栄

昔 法師あり 親鸞と名づく
殿上に生まれて 庶民の心あり
底下となりて 高貴の性を失わず
已にして愛欲の断ち難きを知り
俗に帰れども 道心を捨てず
一生凡夫にして 大涅槃の終りを期す
人間を懐かしみつつ 人になずむ能わず
名利の空なるを知り 離れ得ざるを悲しむ
流浪の生涯に 常楽の故郷を慕い
孤独の淋しさに 万人の悩みを思う
聖教を披くも 文字を見ず
ただ 言葉のひびきをきく
正法を説けども 師弟をいわず
ひとえに 同朋の縁をよろこぶ
本願を仰いでは 身の善悪をかえりみず
念仏に親しんでは 自ら無碍の一道を知る
人に知られざるを憂えず 
ただ 世を汚さんことを恐る
己身の罪障に徹して 一切群生の救いを願う
その人逝きて 数世紀 
とこしなえに死せるが如し
その人去りて 七百年 
今なお生けるが如し
その人を憶いて われは生き
その人を忘れて われは迷う
曠劫 多生の縁 よろこびつくることなし 

住職記

▼同朋新聞11月号11頁(東本願寺発行)の「いま、あなたにのこしたい言葉」の中に掲載されてあった素敵な文章を紹介させて頂きます。

お浄土へまいらしてもらはりました 地域 滋賀県湖北
 祖母が亡くなった時、仕事で遠方にいた私に電話で母から伝えられた言葉でした。「亡くなった」ではなく「お浄土へまいらせていただいた」と言われたのが、心に残っています。滋賀県の湖北では、人が亡くなった時にこの言葉を使います。母は結婚を機に湖北で暮らすようになったのですが、しっかり文化を継承していると感じました。

▼これは単なる湖北の方言ではなく、そこに歎異抄九章の親鸞聖人の言葉、「浄土へまいる」が基にあると教えられています。              

あとがき

▼予定して頂いていた高橋法信さんが、体調不良で入院、手術となられましたのでそれぞれの人に講師をお願い致しました。(法要式次第参照)

▼同朋新聞の「いま、あなたにのこしたい言葉」と重ねて、中日新聞湖北版のさざなみ通信(10月22日)の「湖北のことば」のコラムを紹介させて頂きます。湖北の仏像に恋し、長浜に移住した對馬佳菜子さんの「湖北のことば」への思いが次のように書かれていました。

「捨てる、ほかす」ことを「やすんでもらう」というのは湖北らしくて好きですね、また復帰することがあるのかなと思いましたが、「お疲れさまでした」という優しさが滲んでいます。「だんない、だんない」は歳を重ねている人ほど温もりを感じます。「ほうか」「ほや」など、「そ」が「ほ」になったり、「〜しはる」のような音に丸みかあって可愛らしいです。「しゃ〜る」は「する」ですが小さな尊敬語「なさる」が含まれているように感じます。そんななかで「〜けんど」みたいなちょと無骨なものもあっていいですね。東京出身の對馬さんの湖北のことばに対する感想だ。

▼これらも「いま、あなたにのこしたい言葉」であると思います。最後コラムはこのように締めくくられています。

對馬さんは、観音の魅力は仏像としての美しさのみでなく守られてきた環境にある、ホトケに染みこんだ村の歴史、村人の営みに心を動かされるという。私たち湖北びとの日常の平穏のなかにホトケを感じておられる對馬さんだ。


10月15日 ▼子ども報恩講に参加しました。(長浜教区主催)を見る


9月23日 ▼永代経 兼 彼岸会法要が勤まりました。を見る


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