テーマ 浄願寺同朋会奉仕団(2007年)(78座)

2007(平成19)年8月1日

浄願寺通信に写真と資料を加えて掲載させていただきました。

 

表紙

写真1  ↑宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け奉仕団 
2007年7月17日〜18日 於 真宗本廟(東本願寺)
教導 見義悦子先生(富山教区)
補導 高山 崇先生(長浜教区)

 

写真2  ↑18日の昼はお斎をいただきました。
メニュー(3,000円です。)

 

写真3   ↑於 表小書院(おもてこしょいん)

 

写真4  ↑於 表小書院

 

写真5  ↑帰りに易行寺にお参りをしました。
浄土真宗本願寺派 供養山易行寺 
住蓮房、安楽房御木像安置のお寺

 

写真6  ↑易行寺住職さんには御木像の由来と住蓮房安楽房の御絵伝の絵解き等、お話をしていただきました。

 

資料1  ↑住蓮房、安楽房と易行寺とのいわれについて
※クリックしてお読みください。

 

真宗本廟上山奉仕に参加して〜親鸞聖人の心に出遇う〜

 毎月二十八日に開催されております浄願寺同朋会で、住職様から「研修旅行も良いけれど親鸞聖人の七百五十回御遠忌(平成二十三年)お待ち受け事業の一環として、一度、真宗本廟(東本願寺)上山奉仕に参加させて頂いてはどうでしょうか?!」と云うお言葉を頂きまして、早速、皆様にお取り計いさせて頂きました処、まだ梅雨空が続く七月十七日から十八日に一泊二日で、浄願寺門徒会の同朋会で、十名の方が御縁を頂きました。既に、上山奉仕については、十六組を始め、他の団体等のお誘いで幾度も参加されている方もありますが、浄願寺同朋会主催としては初めての試みで、不安と楽しみを共感していました。
 今回は特に地元のお方十名と云う事で、住職様と藤居通夫様にお願いし、自家用車二台に分乗して、湖岸道路を一路、京都へと向かいました。
 心配された道路事情も大きな弊害もなく、予定時間より十五分も早く到着しました。手荷物を持ち歩くこともなく、東本願寺同朋会館迄、車が横付けで楽な行動をさせて頂きましたが、住職様、藤居通夫様には、本当に有難度うと感謝の意を唱えざるを得ませんでした。
 それに今回、私共奉仕団には住職様が特別の配慮を頂きまして、教導の先生には富山教区の見義悦子先生(以前、長浜の人生講座に講師として来浜された有名な先生)と補導の先生には、浄願寺に馴染み深い長浜教区山階の高山先生のお二人に教導して頂く事になりました。【※写真1参照】
 結成式の後、御影堂修復工事現場視察をさせて頂きましたが、高山先生の説明に耳を傾け乍ら、修復現場の偉大さに改めて感銘致しました。
 講義、座談会では見義先生から親鸞聖人が法然上人との出遇いによって、聖道門仏教から浄土門仏教へ転換をなされた経緯を現実の社会に例えられ、解り易くお話され、頷けるものを感じました。
 座談会では身近に暮らしている者同志が日頃、余り話すことのない生活の姿を本音で話し合うことが出来、とても有意義で貴重な体験をさせて頂きました。
 改めて「念仏の尊さ」「今日、今、現在の尊さ、大切さ」を感じ、自分の浅はかさを痛感致しました。
 翌日七時より阿弥陀堂での晨朝参拝には、門首様御同席にて勤行を勤めさせて頂きました。この後、帰敬式があり、拝見させて頂きましたが、この厳粛な式は以前私も受けさせて頂いて、体感を想出し、云い表すことの出来ない心境でした。
奉仕作業は、阿弥陀堂前の廊下、講堂の清掃でした。自分が生きている間に、もう一度このお掃除をさせて頂く機会があるだろうか?そう思い乍ら、雑巾をしぼり床を拭っていました。
 お昼は本山にて珍しいお斎を頂きました。メンバー全員が満足感一杯で真宗本廟を後にしました。【※写真2、3,4参照】
 帰路途中、近江八幡市にある供養山易行寺【※写真5参照】へ立ち寄り、参観させて頂きました。茲は法然上人の御弟子さんである住蓮坊と安楽坊が墳墓となっている古い寺院だそうです。このお二人は親鸞聖人より先輩に当るお弟子さんだそうで、共に念仏の尊さを悟りつらぬかれた偉大なお方だそうです。【※資料1参照】易行寺住職様の熱意あるご説明を受け、【※写真6参照】境内を拝見させて頂きまして、全員無事帰省するに至りました。
 今回の上山奉仕は楽をしながら貴重な体感をさせて頂き、有意義な二日間であったと思っております。機会があれば、又、参加させて頂きたいなと思っておりますが、その御縁を頂けるのも自分次第だと思っております。
住職様、藤居通夫様には、本当に有難度うございました、心より感謝申し上げます。
そしてご参加頂きました皆様にも厚くお礼申し上げます。
                                                       合掌

浄願寺門徒 藤居英次

 

編集後記

▼この度、念願の上山奉仕が実現しました。特に座談会がとても心に残りました。改めて、同朋会館の場の力を感じました。どうか、また、来年もご縁をいただきたいと願っています。
▼そして、親鸞聖人御流罪八百年という節目の年に、その時、死罪に遭われた住蓮房、安楽房の御木像安置のお寺、易行寺へもお参りさせていただきました。ありがとうございました。

 

※真宗本廟(東本願寺)上山奉仕については、以前、浄願寺通信65座で、浄願寺門徒の3人の方(松宮宗顕さん、藤居通夫さん、藤居仁彦さん)が文章を書かれていますのでご参照ください。

▼浄願寺通信65座を見る

 


▼浄願寺通信一覧に戻る

 

<<前のページ | 次のページ>>