▲4月27日(土)18時、神照まちづくりセンターに於いて、長浜教区第16組人権研修会が開催されました。浄願寺からは住職と門徒さん(2人)が出席しました。
▲講師の曽我謙成(12組 等倫寺住職)さんは「部落差別問題について考える」というテーマから、世の様々な差別に触れられ、最後次のように結ばれました。
「差別問題はたとえ100人のうち、99人の人が解消されたとしても、最後の1人が問題なのです。その1人はほかでもない私なのです。差別問題はこの私の問題なのです。
▼「長浜教区第16組人権研修会」(※左上)という名称ですが、「人権」という言葉にするのであれば、次のことは決して忘れてはならないと思います。
▼まず思い出されるのは、1789年8月26日、フランスの絶対王政の現実から立ち上がった人権宣言です。
▼また、日本において1922年3月3日、差別の現実から立ち上がった水平社宣言は日本初の人権宣言です。▼こららの「人権」という言葉、それはひとえに奪われてきた側の人々の切なる叫び、宣言なのです。大切なことは、この言葉をどこに立って発しているかということです。