12月4日(月)長浜教務所大谷会館講堂に於いて、「同関協」創立50周年研修会に参加しました。
テーマ 「同関協」の歩みと「是旃陀羅」問題
講師 片山寛隆氏(相願寺住職 三重教区)
※『同関協』とは真宗大谷派同和関係寺院協議会
長浜教区では、長きにわたり部落差別問題を重要な課題と位置づけ、毎年研修会や月例学習会を行っています。その際には真宗大谷派同和関係寺院協議会(以下、「同関協」)発行の「同関協だよリ」も配られ、学びを深める資料としています。
また現在、宗門の大きな課題となっている「是旃陀羅」問題において、「同関協」は宗門内外に働きかけをされ2023年4月に開催した真宗大谷派「同関協」宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要記念大会では「是旃陀羅」問題に対する「同関協」の基本姿勢である「表白」の表明をされました。この「表白」を読んだ長浜教区内の同行は、「是旃陀羅」問題について考えを深めることができたと、大きな反響がありました。
この度、2024年「同関協」発足50周年を迎えるにあたって、そのあゆみをお聞きし、記念大会の「表白」ならびに「是旃陀羅」問題について講義いただき、座談を通してその精神を学びたいと思います。
差別に苦しむものが一人でもいるかぎり
その差別からの解放を自らの課題とする
▼これは「同関協」規程前文です。講師の片山寛隆氏は冒頭で次のように語られました。
『同関協』の目的(目標)それは解散することです。
▼最初私はこの言葉の意味がわからなかったのですが、先の「同関協」規程前文と重ねると次のように教えられていると思います。それは今も現前としてある部落差別、そしてその差別に苦しむものの現実が、自らの課題であるということです。そのことが「同関協」の組織からいつも問われ続けています。