毎月1日発行

テーマ 2024年 報恩講(249座)

2024(令和6)年12月1日

11月15日(金)から11月17日(日)、浄願寺に於きまして報恩講法要(お取越)(お敬い)が勤まりました。ここに写真を掲載しご報告させていただきます。
合掌

 

↑11月10日(日)朝 仏具のお磨き(浄願寺女性会)

 

↑11月15日(金)朝 山門 提灯設置 幕張り

 

↑11月15日(金)朝 玄関 幕張り

 

↑11月15日(金)朝 向拝 五色幕張り

 

↑11月15日(金)朝 内陣 荘厳

 

↑11月15日(金)朝 お華束盛り(須弥盛)

 

↑11月15日(金)昼 竹灯籠設置(西村厚子さん)

 

午後一時半 初逮夜

↑映像 『ともに生きる〜いのちのつながり〜』
(真宗大谷派 名古屋教区)(約38分) 

 

11月16日(土)午前6時半 初晨朝

↑法話 一色孝氏(朝日 光西寺)
講師からの七つの言葉
●帰る生活へ。
●参るのは天国でなく浄土です。
●往生とは困ることではなく、安楽国に往き生まれるのです。
●不都合の中に、人生があった。
●湖北の「もらう」とは仏法に遇う人生を「もらう」。
●いのちを吹き込む、願いを託す、それが名前。
●朝夕のお勤めを大切にしたいと思います。

 

午前10時 初日中

↑法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)
講師からの七つの言葉
●人はひととうまるるをいう。
●人は年々深まる。
●問いが出あいを開く。
●わからなくなるまで聞法。
●人身受け難し。
●人は道を求めずにはいられない。
●年を取るということは新しい発見である。

 

午後1時半 結願逮夜

↑法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)
講師からの七つの言葉
●後生の一大事の目覚めが待たれている。
●生まれ出(い)でたいという本願。
●義なきを義とすと信知せり。
●時代の業、世間の業にすり込まれた私はどれほど人を傷つけてきたことか。
●報恩講は親鸞さんにお礼を申し上げに来たのです。
●生きる資格があるのならそれは何によるのだろうか。
●帰命とは行け、成れではない、帰れなのです。

 

11月17日(日)午前6時半 結願晨朝

↑御文拝読 『鸞聖人』 澤面章氏(当寺)

 

法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)
講師からの七つの言葉
●解学から行学へ。
●学ぶとは我が身を通すということです。
●ひとりがいかに大切であるか。
●生まれたから死ぬ。
●怖さの中にある優しさ。
●喜べるようになったのがご恩ですか。
●心のカーテンを開く。

 

午前9時15分 子ども報恩講

↑法話 澤面宣了(当寺)
ひと言
●みんな、如来の子(みこ)なり。

 

↑満日中の献花まで、余間で待機

 

午前10時 結願日中

↑子どもたちから献花

 

↑法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)
講師からの七つの言葉
●よう来てくれましたなあ。
●確かめ確かめの生活。
●仏法は出世間。
●差別を喜んでいるのではないか。
●如来は私ひとりをずっと待っておられる。
●誰ひとり取りこぼしのない視点の回復。
●私の中から出てくるはずのない本願だから他力なのです。

 

↑お礼 松宮忠司氏(当寺 門徒総代長)

 

編集後記 

▼今年もまた「ほんこさん」が私の体の中に染み込んでまいりました。総代さん、女性会の皆さん、子どもたちにお菓子をくださいました北川政嗣さん、そして皆さん本当にありがとうございました。

▼講師の熱く語ってくださった数々の言葉から、勝手ながら七つだけを掲載させて頂きました。本文の文責はすべて住職にあります。

▼その中で結願逮夜の時の「生きる資格があるのならそれは何によるのだろうか。」という言葉は石川正一さんの詩であると紹介されました。

▼石川さんは1955年に誕生され、進行性筋萎縮症(筋ジストロフィー)で満23歳7ヶ月で亡くなられます。10歳の時、歩行不能になり車椅子の生活を余儀なくされます。そしてその事実を受け止め、ひたむきに生きるカトリックの家族の中で、石川さんは14歳の時に父親からありのまますべてを聞き取られます。それは約20歳までの短い人生であるということをです。残された時間を大切に生きようと決意された、これは石川さんがその14歳の時に書かれて詩です。

たとえ短い命でも
生きる意味があるとすれば
それはなんだろう
動けぬ体で 一生を過ごす人生にも
生きる価値があるとすれば
それはなんだろう

もしも人間の生きる価値が
社会に役立つことで決まるなら
ぼくたちには生きる価値も権利もない
しかし どんな人間にも差別なく
生きる資格があるのなら
それは 何によるのだろうか

▼正直私には答えることは今は出来ません。しかしこれは誰の中にも確かに突き上げて来る人生の問いかけです。だからこそ無量寿であるすべてのいのちを…、

当(まさ)に知るべし、もろもろの衆生は、みなこれ如来の子(みこ)なり。
『教行信証』(真宗聖典初版267頁より)

と頂かれる親鸞さんに生涯たずねて行きたいと思います。

 

↑竹灯籠(西村厚子さん作)
たくさんの作品の中から「南無阿弥陀佛」

 

法要式次第

十一月十五日(金)
■午後一時半 初逮夜 
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 弥陀成仏のこのかたは 次第六首
 回向 我説彼尊功徳事
 映像 立教開宗の書 教行信証 坂東本の世界
 映像 『ともに生きる〜いのちのつながり〜』
(真宗大谷派 名古屋教区)(約38分) 
 
十一月十六日(土)
■午前六時半 初晨朝 
 正信偈 中読(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 道光明朗超絶せり 次第六首
 回向 世尊我一心
 御文拝読 『中古以来』
 法話 一色孝氏(朝日 光西寺)

■午前十時 初日中
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 光明月日に勝過して 次第六首
 回向 願以此功徳
 御文拝読 『聖人一流』
 法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)

■午後一時半 大逮夜
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 五十六憶七千萬 次第六首
 回向 我説彼尊功徳事
 御文拝読 『大坂建立』 
 法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)

十一月十七日(日)
■午前六時半 結願晨朝
 正信偈 真読(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 南無阿弥陀佛の廻向の 次第六首
 回向 世尊我一心
 御文拝読 『鸞聖人』
 法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)

■午前十時 満日中
 正信偈 真四句目下(同朋唱和) 
 念仏讃 淘五
 和讃 三朝浄土の大師等 次第三首
 回向 願以此功徳
 御文拝読 『御俗姓』
 法話 高橋法信氏(大阪 光徳寺)

 


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